ここでは俺の嫁である『ミルコリン』のメインヒロインであるトコについての話をさせてもらおうと思う。
そもそも、『ミルコリン』とは昨今良く聞くジャンルである、いわゆる『違世界転生モノ』に分類される小説である。あるいはそれを原作にしたアニメーション、コミカライズなどのメディアミックスとかいうクソな所行、いや、愚行か、それらを含めてやってもいい……が、まぁ余分で余計だな。神作たる原作小説に匹敵するモノなど、こんなつまらん二次創作なんかではありえないから、個人的には微妙な気分にならざるを得ないが。

さておき、『ミルコリン』は違世界転生モノであり、初っぱな、主人公だかなんだかいう有象無象がどういうキャラであるか元々はどういう世界に住んでいるのか、とかいう心底どうでもいい冒頭部分から始め、それが数十ページわたり続く苦行をまず信者に求める。
それを軽くいなした先、そこでようやく至高の存在でありメインヒロイン、あるいは神作を神作たらしめる起因たるトコが来迎されるのだ。
トコのことを説明するなら、おおよそ千文字程度では語り尽くせないのは至極当然、世界の常識といっても過言ではないのは言うまでもないな。
それでも軽く説明するのなら、まず外見はパッと見ロリである。少なくとも俺はそう解釈していて、身長が比較的低いこと、原作本文で『高い声』と形容される彼女の声質、あるいは原作一巻エピソード4という早い段階で、町民に子供呼ばわりされていることからそう推察できる。
とはいえ、彼女の年齢は十七歳だ。ハッキリ言って、これはロリ扱いできるとはとても言いがたい年齢だ。だからこそ『パッと見ロリ』という微妙な表現をせざるを得ないのだ。
緑っぽい色の髪はボブカットくらいの長さで、つまり肩口辺りまで伸びている。服装は、アサシンをひたすら地味にアレンジしました、みたいな独特の衣装を纏っている。それが常態であり、日常の格好なのだそうだ。
どうしてそんな格好をしているのか、というと、それは彼女のジョブ、つまりは職業に関わってきており、なおかつ、彼女の来歴、そしてあとあとのフラグにもなっているのだ。
おっと、外見の話ばかりしてもつまらん。
彼女の最大の魅力は――

と、おやおや、そろそろ文字数がヤバい。やはり嫁の魅力は千文字程度では軽くすら説明など無理なようだ。
やれやれ……。

一話当たり一万文字(おおよそ)全十話。

っていう、小説……って長すぎ。あらすじにも何にもなってないし。まぁ、あらすじからもほとばしる面倒くさいファン感が特長の主人公が違世界に喚び出されて、

そこで勇者っぽく活動するはずだった小説です。結局、活動も活躍も……ま、いいや。内容としては特に言うことは無いですね。流行に迎合したかったのかしら……。

これが『願いなんチャラ』から続く、一連の習作達の最後の作品です。最後だからって優れているか、というと別問題。正直、とっちらかってる上にまとまりがない、

というのが著者としての評価です。もっと丁寧に書けば良かった、なんて言ってももう遅い。この作品を書き直す気も続ける気も皆無ですし。