小説投稿サイト『小説家になろう』様にご登録させていただいてから初めて書き下ろした短編です。

アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』という作品を大人になって見返す機会があり、それに強く影響されて書いた作品です。

この映画、ご覧になった方、あるいはご覧いただければ分かると思いますがヒロインの椿という娘さんがとにかく可憐で、ラストがどうにも切ない作品になっておりまして、中年のオッサンとして「彼女にハッピーな結末を!」と息巻いて書き始めたのを記憶しています(この映画は椿さんでご飯三杯はいただける名作なのでご覧になれば同様の意見を持っていただけるのではないか、などと愚考します)。

勢いよく書き始めたのはいいのですが、正直勢いだけになってしまいほとんど意味不明な暗号のような作品になってしまい、さらに本当にこれでハッピーなどと言い張れるのか、と作者としても疑問を持つ結末になり、自身の力量不足に涙した苦い思い出が残ってしまう結果になりました。

とはいえ、これは多分十年ぶりくらいにようやく発表できた作品であるのには変わりなく、出来はどうあれ作品を一つ完成させた事はある程度の自信に繋がったのかな、とか思わなくもないです。

……単なる慢心なような気もしますが、まぁいいや。